Sansiao Gallery

A.R.PENCK

「A.R.PENCK」
2017年12月1日(金) – 2018年1月26日(金)
月‐金 12:00 – 18:00 土・日、祝祭日休廊
 
オープニングレセプション:2017年12月1日(金) 17:00 – 19:00
 
香港でのギャラリーオープン・展覧会企画のため暫くお休みしていた日本橋のギャラリースペースですが、
この度約1年ぶりに、企画展「A.R.PENCK」を開催いたします。
ささやかですがオープニング・レセプションもございますので、この機会にぜひご高覧ください。
 
A.R.PENCK : JÖRG IMMENDORFF, 1982, oil on canvas, 60 x 50 cm

 
ドイツ固有の歴史を背景に独創的な境地を切り開いてきたドイツ現代アート。その代表的な作家の1人、A.R.Penck。記号や文字がちりばめられ彼の作品は、プリミティブな洞窟絵画を想起させます。表現の自由が認められていない当時の東ドイツで、自分の考えを外部に伝える手段の一つとして用いた簡素化されたモチーフから、とても強烈なパワーやメッセージを感じます。
 
ペンクは1939年、当時の東ドイツのドレスデン生まれ。ドイツ新表現主義美術の代表者で、バゼリッツ、リヒター、ポルケ、イメンドルフらと共に世界をリードしてきたドイツの具象的な作家のひとりで、「記号言語」で構成された彼の作品は、葛藤と対立で染められた現代社会に対する寓話と呼ばれました。
 
同時に作品を展示しているイメンドルフは1945年、当時の西ドイツのブレッケーデ生まれ。デュッセルドルフ美術学校の教授も務め、1998年にはドイツの功労賞を受賞。彼が訴えようとしていたものは、第二次大戦後、抹殺されてしまった大ドイツ文化の復活で、それを防ごうとする社会体制に対する挑戦でした。
 
二人は1977年に東ベルリンで出会い、共同で芸術活動を行うようになります。
 
ペンクは今年の5月2日にお亡くなりになりました。享年77でした。イメンドルフも2007年に亡くなっておられます。
心からご冥福をお祈りいたします。